年末近くに成ると、稼ぎ時と慌ててお店を開くオーナーも多い。
ところが今年に限って、柳の下にドジョウはいなかった模様。
お店さえ有れば、忘年会・クリスマスと稼げるはずが・・・・・
新年早々、知り合いのフィリピーナにメールをしてみる。
新年の挨拶と近況を聞く為のものだったが。
新年の挨拶以外に帰ってきた内容に驚くことになった。
「クーヤン、アコのお店暮れの31日に急にお店閉めた」
「31日迄、一言も言われなかった酷いと思わない?」
年明け早々に閉めたと聞くことは良く有るが年末とは。( ̄。 ̄;)
「アコ今持ってるお金500円だけ」
「取りあえず日払いのお店に今日から行くけども」
「10000円貸してくれないかな?」
普通なら良く有る話と、お金を貸すことはしないのだが
彼女の仕事のスタイルや真面目さを知っているので助けることに。
その他にも、働くのに条件の良いお店を紹介して上げることにする。
上手くいけば、お店の方から多少なりともお金は借りることが出来るし。
寒い中バイクを走らせて、彼女との待ち合わせの場所に着く。
着いた事を電話で知らせると、10分ぐらいして彼女が現れた。
お店の事や、交渉の仕方を彼女と口を合わせるように指示をして。
取りあえずと彼女に5000円を渡して、後で面接のお店で会う約束をする。
約束の時間通りに、彼女は面接のお店に現れた。
通常の時給よりも高く、更に保障給も高く交渉して貰えることになった。
更に、お店が急に閉店してお金が500円しか無いと交渉の場で言ってあげると。
お店の経営者が快く財布より30000円の現金をだす。
面接が終わって、お店から2人揃って出てくると。
彼女から
「クーヤン本当に有り難う」
もっと早くに連絡をくれれば良かったのにと言うと。
「自分で何とかしようと思ったから、だからクーヤンに迷惑かけたくない。」
「でも、クーヤンに話して良かった。」
「本当に有り難う」
と何回も同じ言葉を繰り返して、その場を立ち去る。
でも、それだけでは感謝の気持ちが収まらないのか
メールでも同じ言葉の内容が続く・・・・・・・・
どんなに信用しても、どんなに優しくしても答えは裏腹のフィリピーナ達。
今度のフィリピーナは・・・・・・・?