お盆明けの月曜日、花壇街のお店は休んでるお店が多い。
今日はアッシー君はダメだなと、早く帰ることにして家に着く寸前に依頼の電話。
断ろうと思ったのだが、戻ることにして車を走らせる。
1人目を載せた頃、またしても依頼の電話が掛かってくる。
全部終了する間際に、また電話が掛かってくる。
「おめでとうは?」
なんの話だか意味不明なので、答に困ってると。
「今日は私の誕生日だから、おめでとうは?」
そんなこと知らないのに強制的に言わされるとは・・・
取り敢えずおめでとうと言う。
「今日帰りお願いしますね」
既に帰る体制を取ってると答えると。
「3人いるからお願いね!」
断らないことが前提のような言い方で電話が切られた。
彼女の家は、花壇街から車で40分余り千葉県下の柏
近くから2人で通っている。
たった1回行った事の有るお店のフィリピーナ
真夏の真夜中、蒸した車の中にいるよりも公園のベンチで涼んでいた。
お客さんを乗せて、車のエアコンをつけて走りたいなと思ってい時。
何処からか私に向かって、話しかけてきた相手。
「何してるのこんなところで?」
熱いから涼んでると答えると。
「お店早く終わっちゃった、家に帰るのも電車が無いから帰れない」
「これから、近くのファミレスで電車が始まるまで待つんだ」
携帯電話の時計を見ると、深夜1時を少し過ぎたばかり。
始発の電車までは3時間以上待つなと思う。
暑くイライラしてたのも手伝って、今日は辞めて帰ろうと思ってた所だから
送ってあげると彼女に申し出る。
「良いの?仕事じゃ無いの?」
「友達も一緒だけども大丈夫なの?」
問題無し、とにかく暑いから早く涼しい車の中に乗りたいと答えて。
彼女達を乗せて、無料奉仕のアッシー君。
別に深い意味も無く、私の気まぐれで始まった出来事。
その後、お店が早く終わるときはお客さんとして利用してくれるようになった。(*^▽^*)
楽しそうに騒ぎなら車に乗り込んだ3人のフィリピーナ
誕生日だから仕方ないかなと思ってると。
「クーヤン元気!?」
フィリピーナ達が運転してる私に、後ろの席からちょっかいを入れる。
危ないから辞めなさいと言ってみても一向に聞く耳を持たない。
1人目を浅草で降ろして、何時もの柏の2人が残った時。
何時も後ろの席に座ってるフィリピーナが
「クーヤン明日の昼間は仕事?」
「彼女、誕生日だからユックリ休んで寝るんだって!」
「2人で居酒屋でも行ったら?」
と妙なことを言い出したと同時に
何時も助手席に座るフィリピーナが、運転してる私の太股に手を添えて力を入れる。(゚ロ゚屮)屮
それと同時にだんだんと私の肩に頭を載せて寄りかかってきた。(^_^;
「ゴメンね重いかな?」
「私ワインで酔っ払ってるから」
暫くそのままの状態で車を走らせる。
太股に載せられてフィリピーナの手が、微妙な感覚で力が加わる。
意識的に行われてる、この仕草は何かを意図してる?
太股に添えられてる手を握り返すことも可能だが敢えてその行動はしない。
程なくして、後ろの席に座ったフィリピーナの家に到着。
「クーヤン何時も有り難う!」
「彼女の事よろしくね。」
「2人でいっぱい楽しんでね。」
まるで彼女が言いたい事を代理で言ってるよう。(苦笑)
肩にもたれ掛かってるフィリピーナが彼女が降りるのを待ってた様に
「今日はこれで終わりでしょ?」
「お腹空いてない?」
「何処かで食べていかない?」
此処から家まで1時間かかるから早く帰りたいからと断る。
その瞬間に・・・・・
頭が動いて、私の腕に噛みつく
この噛みつく行為に隠されてる意味は何??
家に到着して彼女が降りるとき
早く帰って待ってる人と誕生日を楽しみなさいと言ってみた。
「待ってる人なんか誰もいない。」
「・・・・・・・・・・・・・」
寂しそうに歩き出す彼女の後ろから呼び止めようと思ったが
思いとどまることにする・・・・・
今これを書きながら考えている。
そのまま彼女の考えてることに従ったらどうなったか?
たんなる私の錯覚だった?
暫く様子を見ることにする。